阪神淡路大震災から20年

あの日、一緒に暮らしていた恋人と友だち二人と炬燵を囲んで朝まで話していた。するとゴーッと恐ろしい地鳴り。そして、窓がぐるんぐるん回転。思わず「日本沈没?」と身構える。

恋人は壁の方にある戸棚を支え、私は「ガス!ガス!」とキッチンに走った。一人の友だちはショックの余り茫然。炬燵に帰って来た時、もう一人がいない。どこ行ったの?炬燵に入ると誰かが手を握って来る。あー…(苦笑)こんなところに一人安全に入ってる(爆

うちにはテレビがなかったから惨状を全く知らなかった。
私たちはアパートの管理人室に住んでいて、アパートにくっ付いた二階建て。明るくなって、アパートを見廻ると、空き室にテレビが。そこで映像を見て驚愕。神戸が…!!!

それからはスーパーやコンビニに電池や保存性食料のない日々。みんな自分のことしか考えられないんだなぁと悲しい気持ちに。

しばらくして大家さんからアパートを建て替えたいと連絡が入り、男友だちと恋人と三人で恋人の家の持ち物件のマンションのある京都市内に引っ越した。

生きてると本当にいろんなことが起こる。でも、まだ生きている。不思議だな。